「レザークラフト」というジャンルは昭和高度成長期から始まった業界主導の手工芸ムーブメントです。書籍もその方向に偏りがあり、教室形式ってのもそれです。当方は華美な身の回り品を持つ趣味はもともとなくてカービングなどがメインストリームである「レザークラフト」には興味が沸かず、道具も持ちません。手縫いもしません。ホックやファスナー等の金具もできれば使いたくありません。
クルマ内装から入り、中古のミシンや革漉き機は必要だったというより「機械をバラすのが楽しい」からです。子供のそれと違い、組み立てたり、不具合が生じている箇所を探り、代替部品を調達したり作ったりするスキルもあり、国内外販売流通も発達しているのでバラバラのまま捨てることにはなりません。
Fortuna skiving machine assemble 東西独合併後フォーチュナの主軸アンギュラベアリング
このほかハイポストミシンとスキャンカットがあります。
ScanNCut LEATHER CIRCLE CUT 革円形切り出し
書籍等での説明がほとんどない道具群ですが、今はweb上で情報収集することができます。道具を使いこなすジャンルは英語圏のほうが頼りになります。入念に情報を得てから動きだしますので機種選択は中古も含め間違うことはありません。
日本の情報は「本格的な道具がない分スキルアップや気合で克服(こん棒もって銀行強盗)」みたいなのや、youtubeではごく基本的な事項だけなのに無駄に長く語ったりして、見る時間の無駄?てのが多いです(もちろん基本的かつ簡潔=有益なのもあります)。このblogでは「誰も言及していないけどとても大事」な機械のセットアップ等にフォーカスして紹介します。まったく入門者向けではありません。