Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

イタバイク、20年ものゲタ代わりの始動不能トラブルと路上復帰

ざらしで大丈夫か?というといろいろあります。ただイタ車だから弱いわけでもないです。うちは塩分含んだ雨が降るときがあるのでスチールや銅は結構やられますが、ネジくらいしか錆びるとこがないこのバイクは向いているかも。固有の弱点としては

  1. ガソリンタンク補給キャップに進入した雨が流れ落ちる内部パイプが詰まると溜まった雨がタンク内に流入する
  2. イグニッションキーの接点に緑青が噴く
  3. コネクタの錫めっき端子も粉を噴き導通不良になりやすい

 

今回の不動は、雨降ったあとエンジンかからず、ってのは何度もあって、JAFでジャンプスタートを試みるも10秒であきらめる。セルの回り方がちっとも違わないんで。

 

その後スターターモーターリレー、プラグ、バッテリー交換とかやってもダメなので歳も押し迫った日にガレージに移動。駐輪場だと変人と思われるし寒いし無理。

 

予備の配線ハーネスに交換します。火花が弱いから、コイル配線をぬいたり差したりするとそれだけでジジジジっていったので被覆内に水が入ってリークしてます。

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ぬくのは割と大変。やっぱコップ半分くらい水が落ちてきました。通すのも大変。

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スロットル下のラバーインシュレータ―もひび割れてたので交換しました。2セットめなんですが劣化というより、別車種のタンクがエアクリーナーボックスに乗っかってる状態になっていたので、無理な力がそれに掛かって裂けるようです。

リヤフレームを外してるのは、交換するためです。寄る年波に勝てず、左に立ちごけするとマフラーがなくペタンと寝てしまったところから起こすのにつかむところがなかった、シングルシート用リヤフレームを普通のに交換し、グラブバーを設置します。

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アルミ素地のがシングルシート仕様。

下側二本の取付が合わないので溶接しました。

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角度はフレーム下側につけるフェンダーというか底板というかの前端がガソリンタンク下端のトレーになっていて、そこのネジ穴を合すと自動的に決まりました。

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ストックの配線ハーネスが無事かどうか不明なのでバイクの上に乗っけたままコネクタをつないでスローエアースクリューを開け気味にしたら始動できました。いったんはインジェクタコネクタをぬいてスロットル全開でセルを回して燃焼室の生ガスを排出しないとダメなのはこのエンジンでは結構みんなやってる作業。

 

タンクブラケットとリヤフレームとタンクが同じ車種のものなのでエアクリボックスにもう当たらないはずです。下の錆びてるのは搭載位置が2cmくらい低かった。

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このエンジンを搭載しているバイクはどれもタンク下の整備が頻繁に入るので、ネジ二本抜くだけでタンクをチルトアップできる構造になってるのですが、ハンドルライザーに当たってそれができません。本来トップブリッジ下クリップオンハンドルなので。

プルバックがなければ当たらないんですが、姿勢の問題よりカウルスクリーンとの干渉トリミングとの兼ね合いでこうしていました。それと、フォーク一式もスズキに変更していて、このテのバイクとしては異例のハンドル切れ角なのもあり。

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ブラケットは合わないので切り貼りしています。ハンドルライザーまっすぐなものに変更し、チルトアップができるようにしたほうが今後楽になると思います。

 

ヘッドライト+カウルはバックミラー取付ネジ4本だけでずっと乗ってるんで、配線ハーネスのメーターヘッドライト上あたりでの取り回しを改善しようとしましたが、ハーネスとカウルヘッドライトの機種が違うのでハーネスがカウルとヘッドライト裏に挟まってネジが絶対届かないことがわかり、フレームとカウルと同機種の配線ハーネスに交換する予定です。同じエンジンなのにハーネス取り回しから全然違うんです。配線末端につくセンサやコネクタ、リレー等は同じなのにそこはそうなのかってくらい。

 

ハーネス内に水が入り電気がリークしてたのも無理な取り回しをして被覆が裂けたからですしね。

 

普段はなんもメンテしたくないのでやるときはいっぺんに片づけてしまいます。

革漉き機丸刃の振れ確認と設計者が想定した本来の研ぎ方

順次下のほうに情報を追加していきます。

まず使っている漉き機Fortunaについている丸刃の砥石を当てて削った面と外径にダイヤルゲージを当てて回してみました。

 


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回転させつつ研ぐので砥石が当たったところの振れはないんですが、丸刃外径は5/100mmの振れがあります。

 

では同じ中華丸刃の新品はどうかというと外径に10/100mmの振れ、というより歪みが。

 


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しかし、砥石で研いだ刃先は内径のエッジに形成されるのでそちらの重要性のほうが大。内径の振れを計測すると2/100mmでまあまあ良い数値です。

 

その刃をFortunaからTK-802に付け替えてさあ本題の研ぎ…のはずが、振れが2/100→10/100mmに増えて原因究明に手間取りました。結果、TK-802主軸フランジのセンターボス根本の逃げ加工が甘いため、丸刃の穴エッジがキツイとそこに当たってフランジ面が密着してなかったという。


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動画サムネの右がTK-802についてきた丸刃で、穴エッジが大きめに面取りされているのに対し、左のはピンカドになっていますね。

 

いよいよ次の動画でFortunaを設計したHirthの意図を再現して刃を研ぎます。内径で2/100mmの振れがゼロになるはずなのです。

 


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ゼロにはなりませんでしたが、1/100mm以下の振れが実現しました。
Hirthが漉き機を作ったころは丸刃の製作精度も今ほど高くなく、漉き機に付けた状態で刃の内側の振れ取り研削のために石の送りローラーを使ったのでしょう。

漉き機のメンテをされている方はミシンも手掛けていて、部品点数が少ないから簡単なものとナメてかかり生半可で仕事している気がします。そして、漉き機とミシンどちらも製造しているメーカーにも同様のことがあてはまると思います。ところが漉き機はミシン製造と関連がないところから生まれた機械で、むしろ旋盤や研削盤など切削研削軸精度方面の知恵が必要、製造するにしてもメンテ請け負ったり修理するにしても。

 

漉き機の日本語のマニュアルの大元を作ったのは猿真似で漉き機を製造販売していたところ。中台の漉き機もYakumoの流れなのでそれの説明書を踏襲しています。天才発明家が手掛けた開発の経緯なんぞ知るわけなく、機械に触れた経験則に基づいたおみくじ程度のことしか書いてありません。それに書いてある調整整備はすべてできるから漉き機はかんたん、と思われるのは自由ですが、「オレ様は漉き機マスター」みたいな立ち位置から漉き機の説明をしてドヤるのは違うかなと。

 

Hirthはそもそも革や縫製業界に居たわけでありません。もし「革のへりを漉く機械作ろうとしたが難しすぎ、考えてくれだと?よっしゃ~」と請けなかったら、誰かが代わりに同様の機械を発想できたようなちゃちい機械ではありません。できたとしても往復平刃交換式の機械でしょうね。バンドナイフ漉き割り機はバンドソーと似ていますが、Fortunaが砥石対を組み込み、研ぎながらチビるまで刃を出しつつ使う仕組みそのものは丸刃と同じなわけで、HirthーFortunaが存在しなかったらそっちも発達しなかったろうと推察します。

革漉き機 軸の精度

Fortunaのジャンク欠品部品を中華で補充した際に思ったこと、改良したことを動画にしています。


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TAKING TK-802が良い理由はベアリング化なのはご存じかと思います。そこに関してはFortunaと同等かそれ以上です。

形が同じでも台湾TAKING以外の漉き機はいろいろ、図中2か所の軸精度が悪いものだと0.1mmの漉き精度なぞ出ません。ビア樽軸が10ミリ、ブラケット軸が9ミリですが0.2mmくらい平気で誤差がある部品が売られています。
中華漉き機ブラケットの先端が丸刃内に飛び出している部分、漉きクズがひっかかりますね。元をたどり原型のYakumoも同じ形状、さらにいうならニッピも同じ形状です。

 

Fortunaの主軸精度も計測してみたら良好です。

youtu.be

中華漉き機の源泉をさぐる

力作です。足を使わずweb検索だけのルポルタージュです。機械の良し悪しには触れません。

台湾大陸の801・802系漉き機の源流は中島製作所Yakumo経由の西山っぽいです。

恐ろしいおそろしい。いままで誰も気づかなかったのか。

これを書く前にnoteに記事を書きました。あらすじを書くと、

台湾大陸の801・802系漉き機の源流はYakumo NLS-7506らしい、です。

note.com

Yakumoは中島製作所、現JUKI松江の厚物ミシンのブランドです。これがいつ生産されていたのか、そして同じカタチをしている隣国801系の漉き機はいつごろから作られてるのかさっぱりわからないんです、過去を調べるのはweb検索の弱点。

 

さてどっちが先なんでしょう。中島製作所が隣国から守備範囲外の漉き機を輸入して自社タグをつけて売っていた可能性もないことはないです。

 

…ここまでが昨日noteに記事を書いたときの到達点。

 

本題の前に、古い漉き機の話題、とつぜん現れて消えたSeiko DCS-SI(1でなく大i)

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注目すべきは前面の右側のノブ、押し引きで3軸あるうちの砥石駆動軸ベルトがたるむ、つまり砥石ベルトを停止させておく機能がついています。かっこいい。ニッピNP-1の特許回避なんでしょうか。(特許型とニッピは謳っていますが、その特許を確認できませんでした。よそさまの特許に金払ってその機能を搭載したという可能性はあります)
こんなに綺麗にレストアして買う人居るのか?ヨーロッパの出品ですのでセイコーが時計のメーカーと同じと誤解してるのか、知ってるが買い手をだまそうとしてるのかわかりません。

 

Singer 509BS1と比べれば一目瞭然、同一機ですね。f:id:kazuhix:20211122164349j:plain

 

そして一つ戻ってDCS-S1を探すと"CONSEW DCS-S1"が。あっ、そういうつながり

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consew

SeikoのミシンをOEM調達して売ってたのはSingerが有名ですが、CONSEWはそのあとを引き継いでいるのと同じ流れか。Seikoはこの機械の砥石ノブの特許申請してないし、ミシンと漉き機はその生い立ちがまったく違う機械だし、生産開始はきっとSingerから図面を渡されて「これでよろしく」だったのではないでしょうか。

Seiko DCS-SIの次に、Seiko DCS-1ってのもごくわずかにあったらしい…

f:id:kazuhix:20211122184656j:plain左上が日本の画像、右がベトナムの動画より。アームのレリーフ・エンブレム貼り、上面のオイル穴などが違うので、ベトナムのは後年の中華製をそれらしくコスプレしたものかと最初思いましたが、そうやって似せるほどこの機械は少数しか世にでず無名なのでそれはない。

こうしてみると西山に砥石ベルトオンオフノブをつけたように見えませんか?わたしにはもうそうとしか。プーリー前の壁の幅が違いますが、厚塗り塗装で本体との継ぎ目がわかりにくいが別部品ですので鋳型全体を直す必要がないです。西山製作所の廃業時期は下町方面の漉き師に尋ねないとわかりそうにありませんが、同じ葛飾にあった西山とSeikoなので半完成部品や人材の引継ぎがあったのかもしれません。下町でこどものおもちゃのベーゴマを鋳鉄で量産してた頃ですから、ネームレリーフのすげ替えなんかはちゃちゃっとできますよ。

 

ここでようやく昨日アップしたnote記事のつづきに。

Yakumo NLS-7506はCONSEW DCS-S2だった

801の原型と思えるYakumo NLS-7506。これって直上のSeiko DCS-1の直系ですよね?アームと漉き刃奥の板が角ばったのと、砥石ベルトオンオフがレバーになり、オイル穴フタが○になったくらい。

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Yakumoと801

そして漉き刃前面のカバー以外Yakumoと中華801は同一ですよね。昨日まではどちらが起源なのかわからなかったんですが、Yakumo中島製作所のアメリOEM先(これまたCONSEW)に正解がありました。

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Yakumo

↑↓OEM。CONSEWではYakumo NLS-7506はDCS-S2という名前です。

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↑は現在の台湾801の主軸ベアリング化につながる興味深い機械。CONSEW DCS-S2ということなんですが、上面オイル穴がありません。主軸がベアリング化された中古台湾TK801にCONSEWからパーツで買った新しいプレートを貼ったのでしょうか?CONSEWの機械にはどちらも作動板の角にあるはずのビア樽軸への給油穴が無いです。それは西山の特徴でもあります。Yakumoのは開いてるけど位置がのちの801とは違います。

そして、CONSEWのマニュアルに1983年と…しかし、コピーのmodelんとこに貼り付け跡があり、表紙製作の使いまわし疑惑により、本当にその時期の製品なのかまでは確証がないです。そうでなくもとはカラー印刷でモデル名を強調した部分がエッジ検出でラインになったとか、厚紙のレリーフ加工によりモデル名が浮き彫り状態なのかもしれません。

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CONSEWは現在は社員25人規模の会社ですが、OEMで売った製品のマニュアルパーツリストをきちんと揃えています。この点日本はメーカーですら負け…はともかく、YakumoとCONSEWのマニュアルを比べてみましょう。

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CONSEW 比較 Yakumo

図と部品番号が一致しました。オリジナルは日本語、それを英訳(切れてるけどスペイン語も併記)ですね。OEM確定。CONSEW向けOEM生産はSeikoミシンだけでなく中島製作所のミシンでもあったし自然。

この次の型のCONSEW DCS-S3は見た目がS2と同一です。何が変わったかというと、台湾製になりました。パーツリストの漢字が繁体なので。その中で「サイズ」ってカタカナが消し忘れで残っていました。

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カタカナが一つ残存

つまり、CONSEW DCS-S3のパーツリストは中島製作所のNLS-7506の日本語のそれを改変して製作されたものだと思われます。

NLSは中島レザーskiver、7506は西暦+月ではないでしょうか。1975年6月に生産開始?この時期だと大陸は機械製造未発達の地、台湾でも機械生産技術はまだおぼつかないでしょうね。

ちなみに同じパーツリストの中に板金+革の漉きカスワイパーがあります、西山から簡略化したうえでキャリーオーバー。オリジナルはFortuna→西山ですけど。

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漉きカスワイパー

Seikoといい中島製作所といい厚物ミシンメーカーが突然漉き機を作れんのか?まあこれはモータースポーツでよく見るエンジニアとデザイナ、設備の移籍でなんとでもなります。日本の雇用慣習から考えるとそのタイミングは会社買収やら倒産。この記事の流れで考えると西山の廃業で宙に浮いた人モノがSeiko経由で中島製作所に移り、Yakumo NLS7506が作られたのではないでしょうか。CONSEWはSeiko、中島製作所どちらともミシンでOEM関係があった。
Singer系のSeikoDCS-SIからYakumo NLS7506へと全然ちがう機械になったのにCONSEWではすんなりとS1→S2の連続型番で処理してますね。

 

そして中島製作所やSeikoは台湾で部品をOEM生産しているうちに、丸投げのほうが安く作れるようになるわ、ニッピ機械の漉き機販売メンテ網には太刀打ちできず、不採算製品化で台湾とのOEM提携を切り離し漉き機から撤退した結果、CONSEWはOEM先を台湾に、工業ミシンと同じ。生産撤退した漉き機はともかく、Yakumo→JUKIと変わったものの継続販売している441ミシン、今は旧型になったが水平釜腕ミシン1341の中華コピー341系があることを考えると、OEM契約切れ時の権利の詰め等が甘かったのかもしれません。
ニッピ機械はアメリカへのOEMもなかったし、台湾への生産委託もしなかったんでしょうね。西山→中島と2度ニッピに挑むも敗退。そのデザインを台湾の下請けが拾い、アメリカへのOEMとして生産継続、さらに大陸へも移行して現在に至る。

まとめ

間違いないのは、

中華系801をたどると中島製作所ブランドのYakumoの漉き機とパーツリストを共有する機械から始まっており中国系独自の設計ではない。

ですがパクリとはいえません、きっとYakumoのOEMで部品製造、ひょっとしたら組み立てまで請け負っていた工場が台湾にあったのが始まり。

 

以下はまだ確証が足りませんが、なぜ厚物ミシンメーカーがいきなり漉き機を作り、その後撤退したのか?を西山廃業の流れっぽいという仮定のもとに、

 

西山廃業 葛飾で西山部品や鋳型、そして人材が放出

Seiko DCS-1 葛飾にあったSeikoが西山漉き機のアームNISIYAMAレリーフをSeikoに、砥石ベルト停止ノブを追加して継承、というか部品在庫さらえ程度だったのでは

Yakumo NLS7506(CONSEW DCS-S2)丸刃奥板が角化、アームが角張り社名レリーフ無しに、砥石停止ノブが○からレバーに。OEMでCONSEWに供給。CONSEWからのOEM要請をもはやSeikoが受けず、中島が人モノ込みで引き受けた可能性。やる気なかったのだろう機種名は会社名機械名の頭文字+日付。

台湾801系(CONSEW DCS-S3) 上の機械と同じもの、パーツリストすら同一だが台湾製OEMでCONSEWに供給

アメリカでCONSEWのようなOEM契約切れの中華ミシン等を輸入し、自社ブランドで売る小規模ミシンディーラーが雨後のタケノコのごとく増加、中国本土でも同じムーブメントが起こる

ブランド増えすぎてどれがホンモノかわからんね状態に…あえていうなら全部ホンモノとは言えない。

801系の台湾TAKINGが社名を拝借の上で同ラインナップでミシン・漉き機の商売をする深圳TAKINGにぶちきれ、主軸・樽軸ベアリング化に踏み切って「おまいらレベルでは真似できんやろ、ニセモノめ」とドヤる

ところで、801系を台湾生産OEMに導いたCONSEWの現行型DCS-S4は天板にオイル穴がある原型Yakumoと同一構造のままであり、玉軸受け化でオイル穴を無くした台湾TAKING製ではないのは明白、となれば台湾TAKINGは801系をもとに独自開発の主軸軸受け機構等を装着して販売している後追い勢ということになるかと。

 

西山廃業時期が昭和でないと成立しない推論なので調査を続行しようと思います。人に聞くしかないような。

 

最後にこの50年以上前の漉き機の画像ヤバくないですか。

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すべて吹っ飛ぶ画像

上2つはすごく似てます、下のだけアームが直角っていますがこの機械は現在も最近まで継続生産しているため後年仕様変更されたのかも。そしてこんだけ似てるのに全部別メーカー製で主要3交換部品の丸刃押え送りローラーは共通ではあるけどある場所の配置寸法が下2つは同じ、緑のだけ違っており、送りローラー一式が互換しません。「中華漉き機」の始まりは「Yakumo機の生産継続」で、現機採寸から起こしたパクリとはいえないのは上に書いた通り。むしろそれよりはるか昔の日本では……

「Fortunaとそこまで似すぎなのはあつかましくないか」だった機械はほかに一社だけありますが、そのイタリアFAVはFortunaと提携、イタリア市場を面倒みるという話になったそうです。

サンヨー洗濯乾燥機おそらく最後のエアー経路の清掃

そこそこホコリがヒーターに詰まってました。

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前回清掃から2年半、次の分解はもうないだろうから、前回は手を付けなかったラバーダクトやファンのフィンブレードも清掃しました。上の詰まりは前回掃除しきれてなかった分が循環してまとわりついた分も結構多いのでは。

上フタを外すと板金製横行ビーム、その下に糸ホコリ洗浄ユニットとヒーターブロアユニットがある。ビームを外すためにはフロントパネルをズラす必要があり、フタをはずす、という羽目になります。制御盤は外してますがそのままでも平気です。

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ネジで留まっているというより、爪ひっかかりを多用する日本の家電。おそらくプラモデル組み立て等の素養がない工員でも作業可能なもっとも手順の間違いがなく低コストでくみ上げる方法を追求した結果なんだと思っています。なわけでバラすのは難儀。特に洗濯乾燥機は洗濯機トレーに置いてあると裏や横から攻めるのが面倒くさい状況だし、重量も100キロあるわけで。
裏ブタ方面にヒーターエアー経路がある機械よりはるかにマシです。

 

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ファンは外して漬け込みしました。13年分のホコリが洗剤成分をまとって堆積していました。

 

次買う機械はバラしやすいといいな。
乾燥機能もビルトインするとこうなるのは避けようがない。ならバラして清掃するのかんたんにできるようにしとくべきだよな。乾燥機と洗濯機を別体にすると洗濯槽が湿気で微生物の巣になるのはもっと嫌だし。

 

サンヨー洗濯乾燥機AQUAをまだまだ使う修理

洗濯乾燥機が乾燥サイクルに入ったあとでカラカラいうので止めたら異物が…いや、ドラムセンターのフタです。中央のネジ留め部フランジを残して折れてます。

この機械は2008年製造、もう部品でないんで修理せんとな…てなわけでPOMを旋盤で削ってビッグカラーワッシャーみたいなのを。

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テーパーは現物合わせしました。長いステンネジを使い締めるとテーパーが勘合するので抜けない。

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スレッドシーラントを塗布して取り付けました。折れたところにテーパーついていてよかった。熱で溶着して埋めて穴開けかなあと思ったんですが、ネジと一緒に残った部分が外れてこなかったし、かんたんに補修が終わってよかったです。

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AQUAを引き継いだハイアールがようやくこれに代替するクラスの洗濯乾燥機を発売したみたいなので次はそれにしようと思います。そういやこのごろエアウォッシュ機能をぜんぜん使ってない。

漉き機のTAKINGブランドをwebルポルタージュやってみた

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TAKINGには本家とパクリがあるそうなので、web上だけでルポルタージュしました。我ながら力作になったと思うんだがなあ。

ルポルタージュ」は現地取材なんですが、ストリートビューや会社情報はネットで拾えます。
大変だったのは「TAKING」が検索ワードとして通用しないことです。主要動詞の現在完了形と同じだから。大慶の読みをアルファベットに当てたんでしょうね。TAとKINGは本来離れてる。

 

なんにせよ、「アメリカや欧州の独立系(中華→自ブランド)工業ミシン販売会社へのOEM生産を引き受けています」という会社。一部を自らのTAKINGブランドで卸している。その本社は台北にあり画像の2階です。エアコン室外機がない右の部屋が中国本土にある100%出資工場の親会社という調査結果ですが、暑い台湾でエアコン無しで仕事している人は居なさそう。

 

以下、TAKINGのパクリさんや本土工場などについてもnoteにまとめました。本土はグーグルマップと俯瞰画像が数百メートルズレてたり、ストリートビューもほとんどないので百度を利用しました。

note.com