Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

フォトインタラプタとフォトリフレクタの売り方がめちゃくちゃで困る

できたので切って冷蔵庫の扉に貼り付けてます。f:id:kazuhix:20200609102000j:plain



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マグネットシートなので貼り付く

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フォトリフレクタで検知

 

シグナルをミシン制御箱が検知しません。理由は白黒エッジ検出後急速に減衰するからで、速い切り替え用途の回路でした。面実装コンデンサバイパスさせたりしたけど、このフォトリフレクタを使うのはあきらめました。

 

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しょぼい中華針位置検出器を改造

この針位置検出器はマグネットが1つついていて、磁気センサが2個、180度の位置にあるやつで、しょぼい設計。ハンドホイールに貼り付けていたマグネットシートと同じ機能をするディスクを2枚作り、

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オムロンフォトインタラプタで検知

上のディスクは回して固定できるので上下停止位置を調整できる。フォトインタラプタは2枚のディスクを入れるためフトコロが深いものを選んでオムロンになったのだけど、5Vでも12Vでも作動するし、出力段にトランジスタかましてあり、とても使いやすかった。透明と黒をネガポジ変換したパターンと同じHI/LO信号も配線を1つGNDだか5Vだかに繋ぐだけで変更できる。これで当然ミシンは三菱純正針位置検出器と同じ動作でピタリと針が下死点、上死点で止まるようになりました。

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Ho Hsingサーボでも試してみた〇

Ho Hsingサーボはもう使わないつもりだったんだけど、針位置検出器は8ピンDINコネクタになっており、ご覧のように接続すれば今回作った検出器が使えました。黒い線は「検出器が接続されていないか壊れていますエラー」を回避するためのシャント。物理的接続の有無を知らせてるだけのギミックで、この機械ダメなヤツが設計したな、と。

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動いたが設定がウザすぎて放る

減速プーリーをかますと1/12減速となり、針位置検出器信号より先にエラーになっちゃうのを回避するためにプーリー径を入力。径200ミリくらいが最大だったので、小さい数値を入れました。この後針位置停止していたんだけど、微速でしか回らなくなり、設定が三菱サーボに比べるとかなり煩雑なので放って三菱サーボに戻すことにしました。

 

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減速プーリー

三菱サーボは微速運転制御がペダルで十分コントロール可能なんですが、1.5cm以上とかこの極厚クラスミシンでないと縫えない革ではトルク足りなくなりそうなんで、Ho Hsingサーボで使っていた減速プーリーをつけることにしました。ほとんど台の底板に当たる場所になると、固定やペダル連結棒の造作が面倒です。

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減速プーリー軸はテーブル上に

このミシンはテーブル固定で、後ろに倒してメンテする構造でないので、ミシン後部の台上に設置可能なことに気づき、ブラケットをちょっと改造、三菱サーボは本来のテーブル裏に直付け可能となりました。

 

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完成

いつまでたっても試作のままに感じるのでプーリーやベアリングユニット等に色を塗りました。減速プーリー無しのときよりミシンプーリーを大きくして総減速比は1:8くらいにしてます。減速比が変わったせいでエラーで回りませんでしたので、モータープーリー径とミシンプーリー径を1:8となるように入力したら針位置検出器機能を生かしたままでの減速が可能となりました。さすが三菱製。