Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

革刻印箔押し器を1万円で作る

試作品なので雑で塗装はしてません。

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PIDコントロールヒーター

こういう温度コントローラー一式は安くて、2000円くらいしかかっていません。100V200wヒーターが4本で2000円くらい、2本だけ使いました。

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ドリルスタンドにつける

ヒーターと熱電対挿してる板はアルミ合金です。いわゆる超・超々ジュラルミンですが、たまたまガレージにそれしかなかったので。熱伝導性でアルミ系ってだけです。その上のほうはスチール残材でテキトーに。この熱容積(約100cm3)に計400wは過剰気味で早いハンダコテ並みに設定温度になります。

上のドリルスタンドは大型で、型抜きなどにも使うかなと当初は思ったんですが、専用機を作ったほうがスマートなので、もっとコンパクトなドリルスタンドに装着し、箔押し型押し専用機にすることにしました。どちらのスタンドもうちにあったものです。

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小型化、卓上にボルトで固定

全高40cmで収まりました。予想よりレバー比が小さかったので延長パイプが台からはみ出すくらいでちょうどいい力具合でした。柱がパイプでしなりを感じたので、このあと中実棒に交換し、柱を延長パイプとして使うと写真のグレーのパイプよりフィットが良く、ふふふ、となりました。箔はまあトイレットペーパーロール状なので同じような設置がベスト。温度は2秒ほど押すんだったら90度くらい、110度くらいでパンっと強く押すのも有効。手持ちの革を試してみたところ、クロム鞣しは刻印圧だけだと1時間くらい経つとかなり戻りますので、箔押し併用すべきです。温度が200度とかで色がつくくらいの焼き印状態だと押したとこが硬くなり、場合によっては収縮しました。

真ちゅう刻印はφ30ミリで2000円、アクリル光造形のだと半額と手軽なので、いろいろ注文しようと思います。