Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

AQ3000洗濯乾燥機ヒーターの掃除

結果から書く。ヒーターの表面に細かいホコリが蓄積し、風が抜けなくなっていた。

 

「ドラム洗濯乾燥機は糸くずが溜まり乾燥機能が落ちる」

 

という巷にあふれている情報はうちのサンヨーには当てはまらず、10年使った去年の分解では空気流路が詰まるほどの糸くずは存在していなかった。

 

さらに1年近く経ったらついにほとんど乾燥せずに「乾燥フィルター清掃」表示で停止するように。

分解した。当然ほとんど糸くずはないんだけど…

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乾燥フィルター通過したあとのファンブレードにホコリの蓄積があったのでシロッコファンユニットばらしてみたらこんな感じ。付いてるね…下の斜めのは電気ヒーターだ。

 

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はい。

これではほとんど空気通りません。ホコリ+洗剤や柔軟剤成分なので掃除機やエアコンなどとのそれとは違いしっかり付着してたから全部洗って針で掃除してすっきり。11年にわたり徐々に衰えた乾燥機能がすっかり回復しました。

空気の流れは、この機械の場合、

槽→水がしたたるタンク→乾燥フィルター→シロッコファン→ヒーター→ドラムふたパッキン上部あたりに戻す

となっている。2番目の「水がしたたるタンク」は空気中水分を冷却凝縮するのと、混入する大きな糸くずを流すためにあり、したたった水と糸くずは機械下のほうに設置してある櫛状のトラップを通過して、糸くずを回収する。ファンやヒーターと同じくらい大事なやつ。

この機種で糸くず詰まらせる人はトラップの掃除さぼって水と糸くず流れるホースが詰まりかけてると思う。

ヒーターは今は電熱でなくヒートポンプ式が主流らしいけど、フィルター通過した糸くずといえない細かい埃が熱交換ユニットの空気流入面に詰まるのは同じ、長く洗濯乾燥機を使うつもりならこのユニットにアクセスする作業が簡単な機種を選ぶのが大事な気がする。この機械の場合40本といわずネジを外すが、ユニットが一番上にあるのと、この状態にするために本体を洗濯機設置トレーから出す必要がない分、他よりマシかもしれん。

 

【まとめ】

乾燥機能低下の原因は糸くずだけじゃない、ヒーターユニットの中も詰まる。このテの機械の設計上、ここを定期的に掃除できるようにすることはハナから考えておらず、保証期間中は全く問題ない程度、保守期間終わるころに完全に機能停止するくらいを狙ってる。前提として洗濯乾燥機はズボラは使いこなせない。最近知ったことは、粉末洗剤とは相性が悪いそうで、うちのヒーターしっかり付着していたのは多分それが悪い。ここ2年くらいは液体洗剤を使用しています。