Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

スキャンNカット (ScanNCut) で文字ドローイング

ScanNCutって名前、よく見ると中のNCがキーワードなんだな。Numerical control。よって「スキャンNカット」って書いたら間違いだわ。

 

ブラザースキャンNカットは刃の代わりにペンを挿せば図形が描ける。

なら文字も書ける…んだけど、プリインストール(英数字のみ)してあるのも、あとからアプリ経由でPCから移植できるのもアウトラインフォントなんだよね。理由は簡単。漢字のアウトラインフォントをドローするとキレイじゃないし、時間かかりすぎる。

左の欄にあるのが内蔵フォント。肉づきよいものばかり。編集エリアにあるのが他のソフトで作ってから読み込んだストロークフォント、字の太さ情報がないやつ。周囲をなぞらずに字を書くのでスピードが速い。ペンの太さでbold具合は調整可能。

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ストロークフォント

これを実現するには、ストロークフォントが使える他のソフトでテキスト作成し、それのフォントをすべてストロークに分解してしまってから.dxfや.svg形式で保存し、webのCanvasWorkspaceからインポートという手順。あまりたくさんの文章だと読み込めませんで、日本語フォントはその過程で省きました。ローカル(パソコンなど)で動かすほうのCanvasWorkspaceはちょっと挙動が違い、.svgはよめるけど、.dxfはダメ。

ただ、このタイプの日本語フォントあまり種類ないけどね。

で、具体的な方法。

1.Fusion 360に日本語ストロークフォントをインストールしてそのフォント使ってテキストを打つ。このソフト上でテキストは改行できないwので行ごとに入力
2.それぞれの行の「テキストを分解」により完全に線に分解してしまってから、
3.テキストだったものが乗っかているスケッチを「DXF形式で保存」
4.ブラザーのCanvasWorkspaceweb版で「SVGファイルのインポート」で保存したDXFファイルを開き、加工の続きをやる

という手順。Fusion 360SVG形式で保存できないからwebのCanvasWorkspaceでインポートするしかない。

これでペンで書けるのかというとかけると思うが、滑らかな動きで書くのかまだ試していない。字が短い線に分断されているので、それらをひとつづきの線として認識するのか?

 

【更新】Fusion360にインポートした日本語ストロークフォントはいまいちだった。基本直線をつないでRを表現しており、フォント分解してdxfにしちゃうと、カットデータは短い線の集合体になり、スキャンカットでのドローは短い線を何度も置いて書くので永遠に時間がかかる。あまりよくないなこれ。