ScanNCutって名前、よく見ると中のNCがキーワードなんだな。Numerical control。よって「スキャンNカット」って書いたら間違いだわ。
ブラザースキャンNカットは刃の代わりにペンを挿せば図形が描ける。
なら文字も書ける…んだけど、プリインストール(英数字のみ)してあるのも、あとからアプリ経由でPCから移植できるのもアウトラインフォントなんだよね。理由は簡単。漢字のアウトラインフォントをドローするとキレイじゃないし、時間かかりすぎる。
左の欄にあるのが内蔵フォント。肉づきよいものばかり。編集エリアにあるのが他のソフトで作ってから読み込んだストロークフォント、字の太さ情報がないやつ。周囲をなぞらずに字を書くのでスピードが速い。ペンの太さでbold具合は調整可能。
これを実現するには、ストロークフォントが使える他のソフトでテキスト作成し、それのフォントをすべてストロークに分解してしまってから.dxfや.svg形式で保存し、webのCanvasWorkspaceからインポートという手順。あまりたくさんの文章だと読み込めませんで、日本語フォントはその過程で省きました。ローカル(パソコンなど)で動かすほうのCanvasWorkspaceはちょっと挙動が違い、.svgはよめるけど、.dxfはダメ。
ただ、このタイプの日本語フォントあまり種類ないけどね。
で、具体的な方法。
1.Fusion 360に日本語ストロークフォントをインストールしてそのフォント使ってテキストを打つ。このソフト上でテキストは改行できないwので行ごとに入力
2.それぞれの行の「テキストを分解」により完全に線に分解してしまってから、
3.テキストだったものが乗っかているスケッチを「DXF形式で保存」
4.ブラザーのCanvasWorkspaceweb版で「SVGファイルのインポート」で保存したDXFファイルを開き、加工の続きをやる
という手順。Fusion 360でSVG形式で保存できないからwebのCanvasWorkspaceでインポートするしかない。
これでペンで書けるのかというとかけると思うが、滑らかな動きで書くのかまだ試していない。字が短い線に分断されているので、それらをひとつづきの線として認識するのか?
【更新】Fusion360にインポートした日本語ストロークフォントはいまいちだった。基本直線をつないでRを表現しており、フォント分解してdxfにしちゃうと、カットデータは短い線の集合体になり、スキャンカットでのドローは短い線を何度も置いて書くので永遠に時間がかかる。あまりよくないなこれ。