Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

スタンドアローンCNCコントローラーを注文△

【注意】2022年5月現在、価格を3倍に吊り上げて売ってるようになったので買ったらダメです。4万円くらいが払ってよい商品代+送料です。

 

モータードライバにパルス発生器から信号を入れて動かしてみたけど、何ミリ動かしてるか全然わからないし、リミットスイッチもないので、XかYの反復削りくらいしか使わんなこれ、速度調節やりにくいし、実速度も不明。

 

ラズパイやArduino付けてる人居るよな…というところでFACEBOOKグループで教えられたスタンドアローンドライバを思い出して検索

 


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つい数日前にアップされた動画、門型フライス高速スピンドルにつけてる、「ほぼMach3と操作性は同じで大好きまた買うしお勧め」というのを信じポチッた。

 

…1秒もしないうちに「そういや送りのバックラッシュ補正の話してなかったな…」調べるとその機能はないんだそうで。わたしがNCいじってたのは麻生首相だったころまでなので忘れるわな。

 

こちらのアメリカの方はこの機械を買ったもののバックラッシュ補正以前に「インチモードがないのかよ!」


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連絡してアップデート希望を伝えたものの、どうやらこの製品の開発陣はフットワークが軽いわけではなさそう。

 

【届いてチェック後更新】ファームウェア20210831最新のが入ってるのが届いた。新しいファームウェアではバックラッシュ補正可、Machine congifurationのAutoGMで設定できるらしい情報を掴んだ。ところが、AutoGM設定の中身を説明しているマニュアルが存在しないらしい。まだ見ていない。

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しかしそのファームウェア請求メールには基本返事しないし、他の連絡法がない、ってのが現時点の共通した理解らしいです。自力でこの最新ファームウェア上でのバックラッシュ補正設定を探してみましたが見つかりませんでした。ウソの機能広告で売るだけ売って逃げるつもりかも、と思います。

バックラッシュ補正以外で、一般にNC機はそれぞれGコードの読み方にクセがあるそうですが、この装置で通るGコードはかなり少ないっぽいです。
CNCコントローラーを当方みたいにcad/camで使うつもりがなく、座標移動や短軸自動送りだけで使おうと思う人なんてあまり居ないと思います。機械がダブルボールねじでバックラッシュ極少、Gコードを理解でき、因数分解みたいに単純化してこのデバイスで使える限られたGコードに落とし込むことができれば買ってもよいかと、それ以外の方にはまったくお勧めしません。

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上のはテンキーが付いてるので、特定の座標にジャンプ移動のとき入力しやすいからな、と思い、後発の下のはテンキーが方向キーと共用でダメと思ったんですが、バックラッシュ補正はあるし、ソフトウェア的に優れていそう、マニュアルも丁寧。


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ただ、まだ買っているのは人柱モードの人たちでちょい評価待ち。

 

まとめ

PCで無理にNC機械を動かす時代ではもうない。作図(CADCAM)だけPCでやり、こういう機械にファイルを読ませて、という。

一連の動画で操作ちゅう、つい画面にタッチしてしまうの面白い。上のはすべてタッチ無効、スワイプスクロールもピンチもできません。

 

インチのアメリカ市場を無視して製品展開する時代になったのも驚き。