Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

続 ミニフライスX2の手入れ

 

f:id:kazuhix:20210803110900j:plain

ボールナットホルダ切削

SCM435生材で、熱持つのでクーラントかけつつやったら調子よい。ただ、かけ流しなのでチップトレイに溜まったクーラントの始末と、主軸側取付ボルト穴から垂れるのなんとかしないと。

f:id:kazuhix:20210806215100j:plain

クーラント垂らす

クーラントガードは保護面のポリカ板をタブレットアームに付けています。上にもガードが要ります。

ボールナット固定ボルトのタップ開け、最初のひと穴がボール盤バイスに咥えるのだめで、斜めになって入らず。あとの5穴は精密バイスの出番でした。

f:id:kazuhix:20210815120404j:plain

f:id:kazuhix:20210815120308j:plain

 

f:id:kazuhix:20210815182700j:plain

タイミングプーリー

ボールナットホルダにスリップオンさせるため掘ったタイミングプーリー。1ミリスチールのベルトガイドだけでチャックに咥えて曲がるので、最後に振れを確認してひと皮剥いて完成。

f:id:kazuhix:20210815193900j:plain

仮組

ここで帰る気分だったのだけど、なぜか体が動きました。上画像下側のA7075板を切って、

f:id:kazuhix:20210815215000j:plain

裏返してセンター合わせ

穴センターを取ってφ36に拡大、ボールねじホルダと接触せず貫通できる大きさ。

ひっくり返して表裏沈め加工。スラストベアリングの輪がはまります。

f:id:kazuhix:20210815214000j:plain

f:id:kazuhix:20210815220800j:plain

 

仮組してみたら、ロックリング付きリングナットが途中までしかネジ込めないので、追いネジ切り決定。マスターしておいたほうがよい。位置合わせが全て。

f:id:kazuhix:20210815222000j:plain

 

まとめ

ここが山という作業がなく、ずっと上り続けてるみたいな作業。この先もチャチャッとはいかないようです。

旋盤は入替えて正解、大きいものを回せるし、カウンタみつつ目標寸法に近づけるのに慣れ、結構役立つ。