Dejima Auto Tuning blog

古い逆輸入車をいじっています。コテコテすぎてクルマ関連業者さんにゆだねることができず、道具も使うスキルも充実してきました。2015年にサーキットでクラッシュしてからまだ補修ちゅう(中断している状態)作業するガレージと自宅が離れており、自宅を離れることができない状況になり、インドアでできるクルマの内装→ミシンや革漉き機、という流れです。

卓上旋盤切削液タンクをつくる

水溶性切削液をポンプで掛けるやつ、10年以上前にミニフライスCNCだったときのマグネットポンプを使う。CNCフライスと違い一時間以上自動で削ることなどはないので、循環はさせない。

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プールボックス

小さめのプールボックスを流用します。液体が漏れないがっちり1.6ミリ厚スチール製

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ニップルを切削

旋盤が少々グレードアップしたのでφ15の棒からニップル製作のハードルが低くなった。

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吸い口フライス

ボックス内部に入る側にスリット。底に向けて液面が低くなっても吸えるよう。

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完成

最終的には右の自在ホースにつなげるんです。

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溶接

上達しない溶接。ポジショナはつかみにくいので使いませんでしたが、この塗装は通電するみたいで、ポジショナで真面目にやったほうがよかったかも。

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探傷剤漏れあり

てなわけで溶接ピンホールがあり、追溶接しました。

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エマルジョン切削液希釈失敗

1リットル1000円しない切削液は15年もの、水と混ざりにくくなってます。ポンプの配線も終わり、ホースも用意し、準備が整ったので新しい切削液を注文しました。すんなり希釈できるのは製造後2年くらいか。循環させないかけ流しでも当方の旋盤使用頻度では変質するまえに使いきることはなさそうです。ミシンオイルのボトルなのは元のボトルが変質してフタ部分がわれたからですいや捨てろよその時点で。ミシンオイル成分がわずかに混ざったので水と混ざりにくいのかも。

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クルマ用ANナイロンメッシュホース

AN-10がちょうどの寸法で、余りのホースが使えそうです。圧はかからないのでネジ込みホースエンドは使いません。
これを見つける前に注文したシリコンホースでいいか小さく曲がるし。

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新調

新しい切削液は色が薄く、15年ものはどんだけ変質してんだか。あっさり水と混ざり、タンクに投入。

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テスト

出ました。スタンドの後ろに隠れているコックで流量調整して使います。

ガレージの収納を使いやすく

ガレージとはいえ、クルマは乗らない触らない時間が長いんですが。

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ツールカートも物置きになってた

ツールワゴンの上にバンドソーを設置しました。しゃがんで作業するの貧乏くさいし。このバンドソーは水溶性切削液をかけつつ切るとプーリーのゴムバンドが脱離しそうになるのでドライ専用、液回収する必要がなくなったので。

今回の主題はワゴン中段のプラケースです。仕切りがついてて分別に便利というふれこみですが、これをいちいち出してきてケースを開ける場所を確保してフタ開けて、しかも一番下のケース取り出すのとかどんだけ労力。

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ファイルケース

フロアケースを3つ購入、元から持っている1つと合体させます。

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回転盤

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ベースとキャスター

デカいけど、使うときにゴロゴロ出して来てグルグル回して使う想定です。

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タワー収納完成

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ネジ

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ネジ引き出し

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端子とか

引き出し収納はわかりやすいラベリングさえやっとけばケースに分散してるより目的のものを取り出すのが楽です。

ER32コレットも買ったときのプラケースに入れてて、交換するたびにケース出してきて、ってのはやめます。これは上の収納タワーとは別。

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ER32コレット置き場

ペンキ(いわゆる油性刷毛塗り用)の調色なんてするものじゃないな。左上のカバーの緑っぽい色を作ろうとしてるのですが、ライトグリーンにグレーを混ぜても暗くならず、黒をどばどば追加したものの、

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ペンキ

どうやら黄が不足している、というわけで黄を混ぜるところ明るくなるのを避けるため茶を追加購入したら赤+黒みたいな茶が届いてもうて、それを混ぜていくと当然のことながら、緑と打ち消し合って灰になりましたとさ。日本の色呼称はよくわからないですね。茶よりこげ茶のほうが黄色成分が多いのかも。レトリック分解だと茶に黒を入れて濃くしたのがこげ茶だけど、黒に同量の赤と黄を混ぜると赤+黒が茶、黄+黒がこげ茶なんじゃなかろうか?黄は発色が弱いから、黒に寄る。
黄を追加購入しました。右の無地缶には調合失敗した灰色微かに緑というのがたぽたぽに入っています。

 

【まとめ】

A4レターケース4つを回転盤の上に組んでキャスターに載せました。ナカバヤシのアバンテV2シリーズの深浅引き出しは2つと6つが入替え可能ですが、上段のレールは上段にしかつかないので入替えることはできません。この点モノタロウのケースのほうが良い(深1つ:浅2つが交換可能)ですが、引き出しが深いタイプが品切れでした。
安い仕上がりにしか見えませんが、費用は5万円を下回ることはないです。それだけ出せばノーブランドのけっこう大きい赤いツールカートが買えますが、引き出しの数を重視するとこれがベストだと思います。

卓上旋盤周辺整備

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4つ爪チャックと面板

4つ爪チャックは既製品バックプレートにチャックを取り付けるための穴を4つ開け、次は面板。実は面板を使う切削はしたことがありません。そしてお手頃価格のバックプレートも無いわで、

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D1-4フランジ加工

D1-4スピンドルに付けるためまずは凹とツラになるまで削り落とし、

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7度ちょいテーパー

ここのテーパーにコンパウンドスライド角度を一致させて、

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テーパー削り

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D1-4スピンドルの複製品

スピンドル形状の複製品を作りました。面板のテーパー削りの際、チャッキングを外さずに削り量を確認するための治具です。

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一気に進んでいますが、だいたい終わりかけたところ。

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回り止めネジ位置間違い

スタッド回り止めのネジ穴を1ミリ近いとこに掘ったテンプレートを作るミスをやったため、ネジの頭径を2ミリ削りました。リカバリーすればそのあと何も問題が生じない失敗です。

テーパーがかっちりはまって抜けなくなる状態に持っていくためには紙一枚、いやサランラップ一枚ずつ削っては適合させるというのを3回ほど。その都度スタッド3本をはずし、チャッキングの振れ取りを。おかげで苦も無く振れ取りできるようになりました。

面を修正切削するんですが、ここで落とし穴。クロススライドの可動域いっぱいまで自動送りが噛みこんでしまいました。コーラを自販機に買いに出たらダメです。

なんとかクロススライドを分解、もともとここは分解するつもりでした。目的は養生せずに鋳鉄を削るとスライドに粉が回るのか?を実感するため。結果、養生は欠かしたらダメという当たり前のありさま。

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クロススライド裏面

このあとクロススライドのバックラッシュが大きくなり、原因は、

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真ちゅうナットの留め

真ちゅうナットをクロススライドの上から留める6角穴ボルトを締めても、それが貫通しているカラーが動くからでした。可動範囲いっぱいまで自動送りで止まった際の過大な力で変形したようです。画像のように側面から入ってる留めネジをキツく締めたらとりあえず解決しました。ここの留めネジもカラーもパーツ図には記載がなく、ここのガタは気づきにくいです。あと、写真に2つある玉オイル口もパーツとして存在していません(これは解決)。

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その後は紙で養生

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4つ爪チャックも追加工

4つ爪チャックで既製品バックプレートの留めネジ位置が鏡面対称に間違っている件も、正規の位置に穴を掘り、スタッドの回り止めが機能するようにしました。装着時にスタッドが回ることがなくなり装着が楽になりました。

チャックも面板もなかなかの重量なのでなるべく近くに置き場所を、というわけで引き出しを作りました。

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スライドのついでに床切り子じゃりじゃり対策のマグネットローラーを買いました。

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引き出し

三段です。面板は立てて引っ掛けるフックに。このあとチップトレイの下にラックを設置し、その上段に置くことになりました。

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計測器やコレットなどケース入りのツールをラックに収納するつもりでしたが、素材だけ載せたらスペース無くなりました。レンチなど小物を置ける引き出しを3段引き出しの一番上に追加しようと思います。左利きですので、よく使うものは左にあるほうが幸せです。

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左カバーの留めナット

左カバーは本体から生えてるスタッドボルトに2個のナットで押さえる構造ですが、スタッドが長く、20回転もさせないと脱着できないとか時間のロスが甚だしく腹立たしいわけで、ネジ山が3-4山しかついていないナットをA2017で作りました。長さが違うのは下のスタッドのほうが飛び出し量が多いからです。

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リニヤゲージカウンタ

簡易DROの表示ユニットが壊れていましたので、タクタイルスイッチの修理と、パネルのゴム接着剤での貼り付けをしました。壊れていたスイッチは部分的に欠失していたので、誰かが修理を試みる過程でパネルを破損させたあげく修理できなくてセロテープ留め、というかっこいい状態も捨てがたかったのだけど(ないない)。タクタイルスイッチは一番使用頻度が高いものが壊れますよね。つまりそれが壊れると機能を失ったも同然。
こういうリペアは今や経験より情報収集能力です。タクタイルスイッチ修理は2回目です。ハンダを吸い取って交換でなく、新品スイッチをバラして部品取りにしています。1個40円くらいです。

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その修理したスイッチを押すとゼロに、つまりゼロリセット。そりゃ壊れる頻度でスイッチ使うの分かる。

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リセット

まとめ

スキャンカットで原寸テンプレート切り出しでケガかずに穴位置決定する方法で、面板にD1-4スタッドを立てました。振れ取りやテーパー合わせ、センター合わせの練習ができました。
旋盤で鋳鉄削りするときは養生すべき。

卓上旋盤の台改変、台載せからの制御変更ブレーキペダル追加

4つ爪チャックのバックプレートへの4穴割り出しはスキャンカットでPPシートテンプレートを切り出しました。

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スキャンカットで穴開けテンプレート

穴位置のマーカーの線が太かったので、ナイフでのハーフカットでやり直し、実質ケガキより細いライン、精度に不満なし。ポンチ打った後センターファインダーでボール盤上で穴位置決定のドリル堀り。

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センターファインダー

初めての試みだったので穴ひとつ開けるごとにボルトが通るか確認。スキャンカットはPCD穴位置決めに便利に使えます。

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ひと穴ずつ位置ズレを確認

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台の改変

旧旋盤の台の材料を使います。100キロくらいあり捨てるとしても大変です。天板ビームが19ミリもあったり無駄にごつい作りで、入れ替える旋盤のサイズが80cm増し重量2倍以上ですがバイクのエンジンをフレーム強度部材と捉える考え方と同様、台の左右をつなぐのは旋盤本体というデザインにしたらかなり材料が余りました。

 

400キロを安全に吊る方法としてはエンジンクレーンですが、あいにくうちのは貸し出し中でチェーンブロック+単管やぐらとか考えましたが、QuickJackをクルマの下から引っ張り出して使いました。使うの久しぶりなのでバッテリーが終わってましたが、本来クルマを上げる道具だから、バイクの弱った古い14Ahバッテリーで十分。安定、安心。


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台の上に載ったので下から覗くことが可能になり、異音がするギアボックスの不具合箇所が判明したので分解全バラ。ちびていた内径ブッシュとピンを交換しました。パーツとして売ってはいないのでこの旋盤自体で製作したんですけどね。

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送りギアボックス分解オーバーホール

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玉オイル口が何回試みても3ミリ玉のものしか届かないので改造して4ミリ玉で組みなおしました。

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搬入時のオイル口は破損しており、暫定で叩きこんでおいた小玉のと入れ替えました。

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異音が出ていたこの旋盤のギアボックスは給油の考え方が雑すぎるのでそうなるのも当然だわ、と分解再組立てで理解できました。左に紐を入れていますが、ギアボックス上端に隙間があるので、各部にオイル差すためにビニルチューブに通した綿紐を配置することにしました。f:id:kazuhix:20210411233200j:plain

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左端には4本、右にも4本

工業ミシンでのやり方です。ミシンいじったことなければこの発想は浮かばない。ただ、サラサラミシンオイルとねっとりギアオイルとは硬さが違うんで綿紐に浸みるまで時間がかかります。

普通にインバータで調速するだけでなく、緊急停止スイッチのときだけ急ブレーキ、ついでにそれと同じ働きをするペダルスイッチをつけることにしたりとかで配線は割と難産でしたが完成。制動抵抗もつけています。抵抗をインバーターにつなぐだけで特段設定せずともキュッと止まるようになります。通常停止はゆっくり止まったほうが制動抵抗の過熱も防げるし、機械負荷も軽減できるのでそちらの制動時間はたっぷりとっています。

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配線には手こずりました。

動画の最後のほうで制御盤内に設置した制動抵抗がちらりと映ります。
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まだ台が未完成ですが、このままでも刃物台のナットやレバーをぐっと締めたりするときもグラグラすることはなく、剛性は問題なさそうです。

 

卓上旋盤を使いやすく からまるごとグレードアップ

年末ごろは旋盤知識がさほどありませんでしたが、押し寄せるなにかのように機械を入れ替えることになりました。

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ホイールハブの穴追加するのに振りが足りない図

まず4つ爪チャックで咥えたハブ、偏心させてセンターで穴を掘ろうとするとスライドにつっかえて回りません。それでドリル軸をオフセットするやつを作りました。

 

内径バイトホルダーを使おうとしたんですが、カラーの加工に失敗、

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キー溝カッターに転用しました。

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キー溝カッター

ただし、ツールポストの剛性が足りません。

重切削、例えば20ミリドリルとかですぐブレーカー落ちるので強化するためにインバーターと1kwモーターを購入しておうちでテスト。

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インバーター三相テスト

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ベルト交換する程度で装着できた

パワーアップしました。

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切り子

ですが、高温の切り子が送っている左手に当たりやけどしますので、本来ネジ切り用親ねじの自動送りを使うと、送り速度の調節するのにギアを交換しないといけないので実践的ではないな…

この頃同時進行でNCで動いていたミニフライスのXY送りをPCを使わずにパルスで送るように変更しました。

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ミニフライスのステッピングモーター自動送り

ふと旋盤の左端のギアのとこを見るとベッド下にうまいスペースが…

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NEMA23モーターがちょうど入る

試運転良好。ステッピングモーターは高速でトルクがなくあっけなく脱調するものの切削には使えそう…

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モーター送り変速

あと、赤玉のレバーでなく、サドルエプロンに正転逆転スイッチを付けたいな、シャフトを通せばいいのか…

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シャフト

と普通旋盤の構造を調べていたら、旋盤の知識が増えてきて、旋盤の良し悪しの判断がちょっとはわかるようになってきて、

 

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コンパウンドスライドのネックが細い

首が細いから剛性不足なんだな、それから、インバーター三相モーターに変更しても、モーター調速では実変速メカでのトルクはでないわけで。それとGIBのネジ調整は煩雑だよな、テーパーGIBいいなあ。

 

なわけで床に降ろします…

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旋盤入替え

代替機搬入。上の卓上旋盤の剛性、変速、トルクなどを改良するにはとてつもない時間手間がかかるなあ、ということがわかるだけの知識が蓄積されたタイミングでネットに中古が。卓上つーても6尺旋盤同等の幅のこれを欲しいと思ったら新品を注文するしかなく、注文しても何か月待ちになるんだか、ってのが日本です。生産に使うにはしょぼい、趣味で住宅の一角で使うにはデカすぎるってのが理由。よその国々では趣味方面の普及機扱いですけど。

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12x36(300x900)、元のは10x22(250x550)。

三相1.5kwなのでインバーター化です。インバーター1号はいまいちしょぼいので2号を導入。

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全部撤去。

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1号

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2号

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ギアヘッド、ベアリングを一つ交換した

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正転逆転レバー補修

玉が無くなっている給油口。

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玉給油口交換

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回転計センサーマグネットテープ留め

そろそろ試してみるか。

突っ切りがアルミだとジャガイモをピーラーで剥くみたいに。従来機のインバーター化の後でも研ぎや送り、主軸回転速度等細心の最適化をしても切れるかどうか怪しかったS45Cが切削油無しでゴリゴリ切断可能でした。思った以上のトルクと剛性。

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幅5ミリはあろうかというバイトでアルミ突っ切り

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2ミリバイトでS45C

四角刃物台は使いにくいので、QCTPを装着するためTナットをトリミングしようとしたらミニフライスのZ軸のステッピングモーターを旋盤の自動送りに移植したままハンドルがないのでそこから作業。アルミ棒の突っ切りはこのため。

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QCTPのTナット削るためフライスのz軸復帰

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ハンドルz軸

削ったがエンドミルが切れなくてガタガタの仕上がり。

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Tナットゆるいガタガタ

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エンドミル修正して、Tナットおかわりすべ

ダイアモンドホイールを使って先端面を修正したエンドミル、XY移動だけならイケます。

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旋盤でエンドミル研削

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4つ爪チャック固着グリース掃除

4つ爪チャックをD1-4バックプレート(難あり)にインローでつけるべく切削。

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むしれてます。

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最近買った三角のチップがなまくらだった。

旋盤入替えはいきなり降ってわいたイベントで、そのちょっと前にAXAシステムのホルダーなどをまとめて注文したのと、一つ大きいBXAシステムだと地味に値段も高いのでAXAサイズをキャリーオーバーしています。

 

チラシでプリントマスクでのエッチング

一つ前の記事でわかったことは、フォトレジストフィルムは紫外線露光の塩梅が大事。遮光してるところでも露光時間が長すぎると硬化するし、短すぎると露出してるとこが固まらない。

モノクロレーザープリンタを買いました。9000円くらいなので。

10年くらい前からポピュラーなのは

  • ブドウ紙に印刷してラミネーターで熱転写、ふやかして紙を剥がす

という方法、マイナーなのは

  • 糊付きステッカー剥離紙
  • 雑誌やチラシの紙ただしアメリカの

うちはラミネーターは無いが、100×70くらいのヒートプレスがあるのでそれを使用。

剥離紙はアプリケーションフィルムの裏紙を使ったら、熱転写後水につけずともペロリと剥がれました(画像なし)

アメリカの紙は日本のと違います。似てたのが針きゅう院の迷惑チラシ。

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チラ裏にインクがわずかに残ってもうて、惜しい

無料のチラシ紙なのになかなかの性能ですよね。ご覧のように紙は形状を留めているというよりめくったらそのまま99%剥げます。

真ちゅうをエッチングしてインクをアセトン除去すると、

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アセトンでインクが取れない以外は良好ですね。

 

チラシでの続きは無しで剥離紙を使っています。4-5ミリくらい厚の真ちゅう板で深いエッチングをマスク幅(線幅、字太さ)を変えて複数回やるってのをトライしましたが、同じ位置にマスクを貼り付けるのが困難でとん挫中断。

フォトレジストドライフィルムを使ってみる2

基板をつくるのではなく、金属プレートをエッチングした銘板作りができないか、続き。すでに確立されているレジストを使う方法だと、

粘着シートをカッティングして貼る

定着がよくない用紙に図柄を反転印刷し、熱で転写、紙を溶かす

以前試したのが黒ニスをスクラッチする方法。

下の文字がそれ。

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一回目のテストではドライフィルム貼り付け時にヒート板にカスついててダメでした。

今回はそこはクリア、

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箔をドライフィルムの保護フィルムに転写しました。使ったのはスキャンカットとFoilQuilの0.5ミリです。FoilQuilは簡単に言うと熱ペンです。

UVを照射

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セスキ炭酸ソーダ水で溶解…ダメだな

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理由は箔転写がキレイではなかったから。保護フィルムの箔がかすれ状態。これ以上筆圧上げたら箔が破れるのでダメだなこの方法は。

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保護フィルムにドローするとどうかというと、

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黒インクが薄くUVが透過してしまいセスキ炭酸ソーダで溶けませんでしたとさ。

この技はいったん終了にします。