スキャンカットはキャンバスワークスペースというデザインソフトが付いているが、とてもしょぼい。よって他のソフトで描画してからインポートするのが良いが、受け入れ可能なのはsvgとdxfで、svgのほうが振る舞いがよい、というのが今回の主題です。スキャンカットありきのメモ、持っていない人にはごめんなさいです。
インクスケープ1.0になって、角丸め(フィレット)の操作性が良くなった。具体的には四角以外でもオブジェクトまるごと半径指定で一括丸めが可能。そのままインクスケープsvgで保存してスキャンカットにインポートしたのが右。スキャンカットは基本的にドローする装置だから線の太さ情報は失われるのは当然。カーブの制御点が2個から5個に増えるが、五角形は一筆書きのまま。
一筆書きだと、スキャンカットでドローしたりカットするときにワンストロークでイケるので大変都合がよい。
右下の角がひずんでいる5角形は「オブジェクトをパスに変換」したのちに角丸め(フィレットを同様にやったもので、元線の太さの内外の2本のラインに分かれるせいで丸めコマンドがバグるようだ。余計なことはしなくてよいってことだ。
同じファイルをdxf形式で保存してキャンバスワークスペースにインポートすると上下反転するのはいいとして?、丸めた角のところを選択してみると、直線とカーブが分断し、カーブ部分はさらに短く分断された状態で変換されていた。これをドローなりカットなりをすると、ペンやカッターはあっちこっちに移動してからペンなりカッターを降ろして小刻みに切る、ってのを繰り返すのでタイムロスとカット不良が生じやすくなる。
てなわけで、インクスケープで角丸めがちゃちゃっとできるようになったんで、これを使っていこうと思います。線の太さ情報があるままでsvgで保存、スキャンカットにインポートしても太さ情報を破棄するので問題ない。
ちなみにFUSION360はテキストの曲線上への配置ができないのと、出力がdxfで、svg形式ができないので今後はスキャンカットで切ったりするベースファイル作るのに使う理由はほぼなさげ。サイズ感、パーツの重なりの確認には使えるかなという程度。